iPhone/Apple

iPhoneとiCloudさえあればパソコンがなくても大丈夫!

ひと昔前までは、iPhoneを利用するにはパソコンがある程度必要でした。

しかし、現在ではiPhoneはパソコンがなくても「iCloud」や「Apple Music」などのサービスを利用することで、iPhone単体で十分に利用することができます。

音楽、写真、動画などの各種データから、バックアップ や初期化まで、今までパソコンがなければ大変だったことを、iPhoneひとつで解決する方法を紹介します!



今までパソコンがないとできなかったこと

iPhoneに音楽や動画を入れたりするには、いままでパソコンが必要でした。USBケーブルでパソコンとiPhoneを繋ぎ、iTunesを起動して…という風に、パソコンがある前提のサービスが多数ありました。

しかし、2020年現在ではiPhoneを利用するときに、必ずしもパソコンが必要なわけではなくなっています。

「これってパソコンがなければできないんじゃないの?」と勘違いしていることもあるかもしれないので、まずは今までパソコンがなければできなかったことについて解説していきます。

音楽や動画ファイルの同期

今までiPhoneで音楽を聴くには下記のようなステップが必要でした。

  1. パソコンでCDを読み込む
  2. 読み込んだCDをiTunesに入れる
  3. iPhoneとパソコンをつないで同期する

TUTAYAやGEOなどでCDを借りて、パソコンで読み込んだうえに、iTunesを利用してiPhoneと同期させる。というのが一般的な方法でした。

しかし、現在ではApple Musicなどの登場で劇的にこの手間は省けるようになっています。後ほど解説しますが、Apple Musicに登録すると、ダウンロードした音楽は同じApple IDで利用しているiTunesに自動的に同期されます。

そのため、CDをレンタルショップで借りたり、購入しなくてもApple Music上でダウンロードすればパソコン要らずで好きな音楽を聴くことができます。Apple Musicではミュージックビデオもダウンロードして観ることができます。

ひと昔前までは「パソコンがないとiPhoneで音楽が聴けない」という状態でしたが、近年ではiPhoneのみで音楽を聴けるようになっています。

iPhoneデータのバックアップ

iPhoneデータのバックアップも同様に、ひと昔前まではUSBでパソコンに繋いでiTunesを起動して行うという方法しかありませんでした。

もちろん今現在でもパソコンを使って、iPhoneのバックアップをバックアップをパソコン上に作ることは可能です。iPhoneをパソコンに繋ぎ、iTunesを起動すると下記の画像のようにパソコンにバックアップデータを取ることができます。

しかし、現在では「iCloud」というクラウド上(インターネット上)のサービスを利用して、iPhoneのみでバックアップを作成することができます。※iPhoneでバックアップを取る方法は記事の後半で解説しています

そのため、iPhoneを初期化したり、機種変更する際にバックアップをとるときに、必ずしもパソコンが必要なわけではありません。

iPhoneの初期化や復元

iPhoneを初期化、もしくはバックアップからの復元をおこなうときにも、今までだとパソコンが必要でした。音楽や動画、バックアップの作成同様、パソコンと繋いでiTunesで行うのが一般的でした。

しかし、現在ではパソコンなしで、iPhoneのみで初期化もバックアップデータの復元も行うことができます。※初期化や復元の方法は記事の後半で解説しています

前述のバックアップとあわせると、初期化、復元までiPhoneのみで行えるため、パソコンがなければできないことは年々減ってきています。

音楽はYouTube動画の保存や、AppleMusicなどを使えば、CDから音源を取り込まなくても音楽を楽しめる!

iPhoneで日常的に利用するものの一つとして、「音楽」があると思います。ひと昔前ではCDを購入もしくは借りてきて、パソコンで読み込んで同期するというのが普通でした。

しかし、現在ではApple公認のアプリやApple Musicなどを使えば、iPhoneのみで十分音楽を楽しむことができます。

iPhoneのみで音楽を聴く場合は、CDを購入・レンタルしたり、パソコンを購入するよりも、YoutubeやApple Musicなどを利用した方が確実にお得で簡単です!

動画はYouTubeが保存できるアプリで楽しめる

Youtubeでは、大手音楽レーベルが公式のチャンネルで所属アーティストの音楽を無料提供しています。好きなアーティストがいる場合、Youtubeのアプリでいつでも動画を視聴することができます。

Youtubeには「再生リスト」という自分の好きな動画だけを集めたプレイリストを作成することができます。Youtubeアプリを開いてプレイリストをタップすれば、いつでも好きな曲を聴くことができます。

  1. Youtubeアプリをダウンロードして開く
  2. 視聴したい動画を検索して再生する
  3. 「保存」をタップする
  4. 「+新しいプレイリスト」をタップする
  5. タイトルを入力し「作成」をタップする
  6. ホーム画面の「ライブラ」をタップする
  7. 作成したプレイリストを再生する

実際の画面を紹介すると、下記のように観ている動画の画面で「保存」を押し、「+新しいプレイリスト」をタップを押して再生リストを作るという簡単なステップです。

作成したプレイリストは下記のようにライブラに表示され、タップすることでいつでも好きな時に聴くことができます。

もちろん同じプレイリストには複数の動画を入れることができるので、アーティスト別のプレイリストを作ることや、「ランニングの時に聴きたい曲」などのプレイリストも自由に作ることができます。

Youtube Premium加入でオフラインでも視聴可能

前述の方法は、Youtubeアプリを使って無料でできる方法です。デメリットとしては、広告が表示されること、ネットに接続していることが必要なこと、アプリを開いたままでないと再生されないことなどがあります。

Youtubeが提供している「Youtube Premium」は月額料金を払うことで、これらのデメリットを全て解消することができます。

Youtube Premiumのメリットを簡単にまとめると下記のとおりです。

Youtube Premiumのメリット
  • 広告が表示されない
  • オフラインでの再生が可能
  • 別のアプリ利用中でも再生可能
  • Youtube Music Premiumが利用可能
  • Google Play Musicが利用可能
  • YouTube Originalsの動画が視聴可能

十分過ぎるサービスですね。月額料金は下記のとおりです。

登録方法 月額料金(税込)
iPhoneアプリから 1,550円
Androidアプリから 1,180円
PCから 1,180円
学生割プラン 680円
無料トライアル 1カ月
※学割プランは3カ月無料

 

iPhoneからの登録だと若干月額料金が高くなるという面がありますが、登録するとYoutube Music Premiumという音楽聴き放題サービスも利用できるメリットがあります。

「音楽動画だけでいい!」という方は、月額1,280円のYoutube Music Premiumに加入すると、広告なし、オフライン再生可能、バックグラウンド再生可能でYoutube上の音楽を聴くことができます。

音楽はApple MusicやLINE MUSICで楽しめる

動画はYoutubeが最大規模のサービスで、無料で利用するのであれば前述の「再生リスト」の機能をうまく活用すればパソコンなしで十分楽しめます。

音楽に関してもYoutubeで楽しむことはできますが、音楽サービスのオススメはApple MusicやLINE MUSICです!

Apple MusicとLINE MUSICの比較

Apple MusicとLINE MUSICはどちらも2015年6月からスタートしたサービスで、2020年現在では全世界の楽曲約6,000万曲を聴くことができるサービスです。

簡単な比較をすると下記のとおりで、ほとんど違いはありません。

項目 Apple Music LINE MUSIC
公開曲数 約6,000万曲 約6,000万曲
無料体験期間 3カ月間 3カ月間
有料価格(月額) 980円〜
※学生は480円
980円〜
※学生は480円

iPhoneユーザーであれば、iTunesと連携できるApple Musicがオススメです!「ファミリーメンバーシップ」というプランだと月額1,480円で最大6人まで、好きな人と共有してApple Musicを利用することができます。※「ファミリーメンバーシップ」で共有する人は家族ではなくてもOKです

「ファミリーメンバーシップ」を友達6人で利用すれば一人当たりの月額料金はたったの247円です。支払いは代表者がおこなうことになります。

パソコンを買ってCDを買って、パソコンで読み込んで、iPhoneに同期するという手間を考えると、Apple Musicに登録した方が確実に便利でお得です!



iCloudが全てを解決してくれる

動画や音楽は前述のとおり、WEB上のサービスで解決することがわかったと思います。次はiPhoneに保存されているデータについてです。

これまでは、「iPhoneのデータを、パソコンに入れて保存しておく」というのが一般的な考えでした。私自身も最初にパソコンを購入した理由は、iPhoneに保存してあるデータをパソコンに移し替えるためでした。

しかし、現在は「iCloud」というサービスを利用することで、写真や動画、メモ、電話帳、バックアップデータまで、全てをiCloudで一元管理することができます。

iCloudの仕組みとは?

iCloudの仕組みを簡単に説明すると、iCloudとはクラウドと呼ばれるインターネット経由でユーザーにサービスを提供する形態のことです。

iPhoneユーザーはiCloudを利用することで、Apple製品同士(Windowsなどでも利用可能)の同期を自由におこなうことができるようになります。たとえば、iPhoneでカレンダーに予定を入れると、iCloud経由で、自分のMac(パソコン)に反映されます。

撮った写真なども、パソコンにiPhoneを繋がなくてもiCloud経由でパソコンに入れることができます。図で説明すると下記のような感じですね。

このiCloudは「iCloudストレージ」という容量があり、このストレージを利用することで、パソコンがなくても色々なことができるようになります!

バックアップは全てiCloudで一括管理できる

iPhoneでiCloudを利用すると、無料で5GBまでのストレージを利用できるようになります。iPhoneの「設定」からAppleIDでアカウントにログインすると、自動的にiCloudは利用できるようになります。

iCloudでは、iPhone内の写真を保存できたり、バックアップデータを保存することができます。このサービスを利用することで、パソコンなしでiPhoneのデータを保存することができるようになります!

iCloudバックアップの対象となるものは下記のとおりです。

iCloudバックアップの対象
  • App データ
  • Apple Watch のバックアップ
  • デバイスの設定
  • ホーム画面と App の配置
  • iMessage、テキスト (SMS)、MMS メッセージ
  • iPhone、iPad、iPod touch 上の写真とビデオ
  • Apple サービスからの購入履歴
    (音楽、映画、テレビ番組、App、ブックなど)2
  • 着信音
  • Visual Voicemail のパスワード
    (バックアップ時に使っていた SIM カードが必要)

つまり、iPhoneを初期化したとしてもiCloudにあるバックアップから復元することができるので、パソコンを用意する必要がないということです。

ログイン情報は絶対に忘れないようにしよう

ただし、注意が必要なのはiCloudのアカウント情報です。iCloudを利用するのであれば、ログインするためのIDやパスワードは忘れないようにしましょう。

iCloudのパスワードはAppleIDと同じパスワードです!

もし忘れてしまった場合は、AppleIDのパスワードを変更することで、変更後のパスワードをiCloudで利用することができます。

iCloudの有料プランはパソコンよりお得!料金一覧

iCloudはAppleIDアカウント1つにつき、ストレージを5GBまで無料で使うことができます。

5GBまで無料で使えるのはありがたいですが、正直写真や動画、その他のデータを保存するには5GBは少ないですよね。そのため、パソコンを購入せずにiCloudだけでデータの保存をおこなう場合は、有料プランに加入することをオススメします!

パソコンより断然リーズナブルですし、iPhone一つでデータのバックアップが作れるのでかなり便利です。後々Appleのパソコンを購入するようになってもiCloudが確実に役に立つでしょう。

有料プランは下記のとおりです。

容量 月額料金(税込)
50GB 130円
200GB 400円
2TB 1,300円

バックアップデータはかなり圧縮されるので、50GBもしくは200GBあれば十分でしょう。

130円の50GBプランだと、5年使ったとしてもたったの7,800円です!パソコンだと安くても6〜10万円ほどしますし、パソコンだと5年もせずに故障する可能性があるので、バックアップ やデータの保存目的なのであればiCloudで十分です。

iPhoneの初期化はiPhone本体からいつでも自由にできる

iPhoneの初期化はiPhone本体からいつでも行えます。ネットを検索すると「パソコンでiTunesを開いて…」と解説されていることがありますが、iPhone単体で行うことができます。

バックアップに関しても、前述の通りiCloudがあればパソコンは必要ありません。

iPhoneを初期化する方法

iPhoneを初期化する方法はとても簡単で、「設定」からiPhoneの初期化を行うことができます。iPhoneを工場出荷時の状態にリセット(初期化)する手順は下記のとおりです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「リセット」をタップ
  4. すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
  5. パスコードを入力
  6. 「iPhoneを消去」を2回タップ
  7. 初期化完了

上記のように、iPhoneのみで簡単にできてしまいます。ただし、iPhoneを初期化すると全てのデータが消えます。もし大切なデータがある場合はバックアップをとっておきましょう。

バックアップもiCloudに作れる

iPhoneのみでiCloud上にバックアップを取る方法を解説します。バックアップ中はWi-Fiに接続している必要があるので、Wi-Fiを持っていない場合は近くのカフェやファミレスなど、無料Wi-Fiが利用できる場所で行いましょう。

  1. Wi-Fiに接続しておく
  2. 「設定」を開く
  3. 一番上のユーザー名をタップ
  4. 「iCloud」をタップ
  5. 「iCloudバックアップ」をタップ
  6. 「今すぐバックアップを作成」をタップ
  7. バックアップ完了

iCloudのバックアップから復元可能

次に、iCloudに保存したバックアップをiPhoneに復元する方法について解説します。バックアップを復元するには、まずはiPhoneを初期化しておく必要があります。

前述のiPhoneを初期化する方法を参考にしてiPhoneを工場出荷時の状態にしておきましょう。

  1. iPhoneを初期化しておく
  2. 電源を入れて「App とデータ」という画面まで進む
  3. 「iCloud バックアップから復元」をタップ
  4. AppleIDでiCloudにサインインする
  5. 復元した日付のバックアップを選択する

画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch をバックアップから復元する – Apple サポート

パソコンとiPhoneデータ共有もiCloudが使える

iCloudを利用するメリットは、iPhoneでデータの管理ができるだけではありません。最初に解説したように、iCloudは利用している自分のデバイス間で、データの同期を自動的に行ってくれるというメリットがあります。

たとえばiPhoneのiCloud設定で写真をONにしておけば、撮った写真はiCloudが利用できるパソコンで開くことができます。

パソコンのデータはiPhoneで、iPhoneのデータはパソコンで開ける

iCloudで保存したデータは、iPhoneやパソコンで開くことができます。パソコンはMacBookではなく、WindowsのパソコンでもOKです。

画像引用元:Windows 用 iCloud をダウンロードする – Apple サポート

下記の画像は私のMacBookのiCloud設定の画像ですが、チェックマークを入れたアプリはそれぞれiCloudによって共有されています。

たとえば、iPhoneの「メモ」で何か記入すると、MacBookの「メモ」のアプリに自動的に反映されるという感じです。

データを保存するだけでなく、このように自動的に共有するというメリットがあるので、後々iPadやパソコンの購入を考えている方は、早めににiCloudを使い慣れておくことをオススメします。

結論:パソコンがなくてもiPhoneiCloudがあれば問題ない

解説してきたとおり、iPhoneはパソコンがなくても十分利用できるようになっています。私が初めてiPhoneを購入したのは2009年でしたが、その時はパソコンがなければできないことがたくさんありました。

今みたいにYoutubeは有名ではなかったですし、LINEなんてサービスもありませんでした。iCloudというサービスもありませんでした。そのためパソコンが必要だったんですよね。

しかし現在は、「音楽聴き放題」、「動画見放題」、「本読み放題」など、便利な格安サービスがあるため、iPhoneを利用するのに必ずしもパソコンは必要ではありません。

iCloudとインターネット上のサービスを駆使すれば、パソコンなしでも十分快適に利用することができます。「無知は貧乏のはじまり」といいますが、iCloudを使い方を知るだけでパソコンを購入する費用を削減することができます!

パソコンを購入する前に、今回の記事を参考にしてiCloudやApple Musicを利用してみてください。